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【第3回】ブロックチェーンビジネス立ち上げは、早い者勝ち:今すぐ始めないと取り残される

【第3回】ブロックチェーンビジネス立ち上げは、早い者勝ち:今すぐ始めないと取り残される

産業革命、PC革命、インターネット革命以上に変化が早い

前回、「ブロックチェーンが生み出すビジネスチャンス」を詳しくお話しましたが、ブロックチェーン技術による変化は、あらゆる産業、企業、個人に影響を及ぼし、ビジネスチャンスを生み出します。

しかも、その変化のスピードは1800年代の産業革命や1970年代のPC革命、1990年代のインターネット革命よりも段違いに早いと考えたほうがよさそうです。

もちろん、これからどのようなスピードで変化が起きるのかは誰にもわかりません。ただ、私がそのように考える理由がいくつもあります。

第一に、ブロックチェーンによるサービスは、インターネットの上に構築されます。インターネットは数十億台のスマートフォンとPCによって先進国に限らず世界中に広がっています。IoT(Internet of Things)の発展により、2020年には500億個以上、あるいは1000億個もの物がインターネットに接続されるとも言われています。世界で77億人とすると、一人あたり6~13個ですので、十分ありそうな数字です。したがって、ブロックチェーンを必要とする状況は今も莫大にありますし、今後さらに拡大していきます。

第二に、ブロックチェーンプラットフォームはイーサリウムがすでに提供しており、誰でもその上でのサービスをすぐに構築できる状況になっています。さらにイーサリウムを超えるべく、多数のプラットフォームが生まれています。ブロックチェーンごとの接続も可能になっていきます。そうすると、導入スピードもますます加速します。

第三に、スマートコントラクトによって人手を介さずに多くのサービス、決済ができるようになります。人件費削減効果が非常に大きいので、企業としては一刻も早く導入したいという強いニーズがあります。新興企業ほど、少ない人数のままで急成長することができますので、より抵抗なく進めることができます。また、ブロックチェーンによって中央集権型のデータベースや会員コントロールをしなくてもよくなることも、大きなコスト削減につながります。

第四に、グローバル化によって世界中がつながっています。ビットコインを始めとする暗号通貨がそれを格段に進化させ、取引がどの国、企業、個人とも、瞬時に実行できるようになります。暗号通貨への各国政府の規制がどのように進むかによりますが、この数年の動きを見ていると、もう止めることはとうていできないと私は判断しています。暗号通貨のメリットが非常に大きく、社会のイノベーションに多方面から寄与するからです。

これらの結果、ブロックチェーン技術による変化は、誰もが驚くほど早いと考えています。どのくらい早いかというと、2年後には、ブロックチェーンを基盤としたサービスが人材紹介、投資、物流、企業間取引などで次々に始まっていても、不思議ではないと思えるくらいです。企業、消費者にとっては、単に便利なので使っている、特に意識せず使っている、という状況になります。

「先行優位」を重視すべき

それだけのスピードで変化が進むとしたら、企業にはどういう意味があるでしょうか。それは間違いなく、「先行優位」を重視すべきということです。

他社のお手並み拝見、という余裕がありません。他社が出した商品への市場の反応を見て、よりよいものを出し、後から市場を席巻する、という従来の上位企業の戦い方が全く通用しない可能性が高いと思います。

それまでに勝負が終わってしまいます。

お手並み拝見しているうちに、他社がブロックチェーンベースで決済コストを1~2桁下げ、スマートコントラクトで自動的に契約・決済を進め、顧客も取り込んでしまう、ということが冗談抜きに起こりえます。そうなってしまうと、ブロックチェーンベースの開発ができるエンジニアの確保もいっそう困難になってしまいます。後からどう割り込むというのでしょうか。

先に始めれば、No.1企業としての評判、ブランド確立を期待できる以上に、先に失敗し、先にノウハウを蓄積することができる、という大きなメリットがあります。ブロックチェーンは産業、企業、人のすべてに根本的な変革をもたらしますので、やってみないとわからないことが多数あります。すべてを読み切って事業を進めることはあまり現実的ではありません。顧客・消費者がどういう行動を示すか、やってみて、何度もPDCA(プラン・ドゥー、チェック、アクションあるいはアジャスト)を回す必要があるのです。

ブロックチェーン導入で読み切れない要素

先行優位で進めておけば、先に失敗してノウハウを蓄積し、次は最善手を打つことができます。ブロックチェーンビジネスの場合、特に見えづらく読み間違えてしまうのは、次の3つではないかと考えています。

第一に、なんといっても、顧客・消費者が取り入れるスピードです。ブロックチェーンかどうかは顧客・消費者にはあまり関係がなく、どういうサービスが提供されるか、どういう取引が行われるかですが、スマートコントラクトによって煩雑な手続きがなくなる、手数料も大きく削減されるという大きなメリットがある一方、これまで何十年も続いてきたやり方、社内プロセス、契約形態をどのくらいのスピードで見直してくれるかは業界慣習、企業文化、個人の価値観などによって変わってきます。

スピードをある程度読み切って策を打っていかなければ、無駄な努力にもなりますし、せっかくの機会をみすみす見過ごしてしまうことにもなります。

ブロックチェーンビジネスは、インフラを整備し、多数の企業、個人がいっせいに取り組まなければ動きようがありません。人材紹介のように、現在手数料が30~35%とほぼ固定され、紹介を受ける企業にとって大きなコストを負担しているような分野からブロックチェーンが利用されるとは思いますが、それでも始めてみなければわからないことが多くあります。産業革命時に起きた、機械の打ちこわし騒動に相当するような大きな抵抗が起きる可能性もなくはありません。

第二に、改ざんがほぼできない、というブロックチェーンのメリットがどのくらい評価され、顧客・消費者の意思決定に影響するかです。裏を返せば、インターネット上にあるサービスが、完全に安心できないためにどのくらい普及が遅れているか、ということでもあります。安心感を絶対的に追求する顧客・消費者と、利便性を重視する顧客・消費者の割合がどう変わっていくか、何によって変わっていくかをよく理解する必要があります。

第三に、自社の働き方、社員の考え方をどこまで変えなければならないのか、教育だけですむのか、ある程度以上、人材の入れ替えが避けられないのか、という点です。産業革命以降、機械のオペレーターが重宝され、メンテナンス業務が増えたように、煩雑な仕組みがすべてスマートコントラクトに置き換えられるとなったら、企業内の仕事への取り組みが激変します。といって今いる人をすぐに首にすることはもちろんできません。そうなると、どうやって教育し、どうやって配置転換を行い、どうやって不足部分を補うのか、そこに十分な注意を払いながら進めなければ、社員あるいは労働組合の合意を取ることが非常にむずかしくなっていきます。

これらの結果、読み切れない要素がどうしても多いので、何回か失敗してノウハウを蓄積する必要がどうしてもあると考えています。先にノウハウを蓄積し、先にニーズに答え、制約条件をクリアした企業がこれまでにない圧倒的な勝利を収めていきます。

 
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