小学校の先生から、小学3〜6年生の児童を対象に、『ゼロ秒思考』のA4メモ書きを実施してみた感想をいただきましたので、こちらでもご紹介します。
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■ 小学校でのメモ書き実践スタイル
朝の学習の時間を使って、毎日5分(5枚)子どもたちと一緒にメモ書きに取り組んでいます。実施した学年と時間は、小学4年生と6年生は5分ずつ、3年生は3分(5分だと厳しい児童がいたため)。 『ゼロ秒思考』の通り、1分につきA4メモ1枚のペースで行います。
■ 児童の変化についての気付き
- 書くことが苦手だった児童が、自分の考えを抵抗なく書けるようになっていく。
- 精神的に落ち着く。書き終えると多くの子が「さっぱりした!」とつぶやきます。
- 卒業生が以前学校へ顔を出しに来てくれたときに、目標に向けて頑張っていることを話してくれました。なぜ、そんなに先のこと考え頑張れているのか質問したところ、「小6のときに続けていたゼロ秒思考をやっているときに、何のために生きてるのかを初めて考えるようになった。それまではお母さんに受験しろ、勉強しろと言われていたけれど、今は自分で考えて決めている」と、話してくれました。
- 特別支援が必要な児童が、何かトラブルで気持ちが落ち着かないときに、紙に書き出すようにさせたところ、本人もそれが気に入って、書き出すことで気持ちを抑えられるようになりました。(「自分が何に対してイライラしたのか」「今後どうしたらよいのか」などをタイトルに)
さっと頭に浮かんだのは上記のようなことです。小学校教育の一環にとても価値のある活動だと個人的には考えています。広げられたらとの思いですが、今はまだ私一人だけの実践です。