個人やチームの生産性を高めるうえで、非常に重要なのが「アクティブリスニング」です。相手の話を聴き、興味・関心に基づいて丁寧に質問をして理解を深めることで、相手との信頼関係を築いたり、問題の本質に気づく洞察力を身につけられます。職場の人間関係や、家族とのコミュニケーションに悩む多くの方々に、大変おすすめのメソッドです。
5/27(水)に開催したBINARYSTARオンラインセミナー「自分とチームの生産性を大きく上げるアクティブリスニング実践」に参加され、その後、アクティブリスニングを3週間以上継続して実践されている岡大徳さんから、経過報告のメッセージが届きましたので、こちらでもご紹介いたします。
最初は「どうして聞くことができないんだろう」と悩まれていた岡さんですが、子どもの話を100%聞くことからはじめ、仕事でも家庭でも良い効果を感じられるようになり、継続することで少しずつ、自然体でアクティブリスニングができるようになっていったそうです。ぜひ参考になさってみてください。
岡さんの実戦アクティブリスニング 〜3日目〜
アクティブリスニングで、子どもの話を100%聞き、疑問に思ったら質問することを徹底的にすると、とにかく話が終わらず、ずっと話しかけてくれました。普段から話はしていると思いましたが、アクティブリスニングを意識して聞くようになると、さらに会話が多くなりました。妻にもアクティブリスニングをすると話が止まらない。みんな楽しそうで、家の雰囲気がさらに良くなりました。人は誰でも話を聞いて欲しいと思っているというのが実感できました。
岡さんの実戦アクティブリスニング 〜13日目〜
8歳の長男と、アクティブリスニングの効果やどのように実践しているかの報告会をしました。
長男は学校の友達の話を聞いて、分からないところを質問して、相手と自分の同じ興味があるものの話をして、最後に自分の話をするとのこと。自分の話は、今度○○してみようよ、という提案をしているようです。アクティブリスニングをすると、友達が自分の提案を聞いてくれると、とても喜んでいました。同じ家にアクティブリスニングをする仲間がいると、頑張ろうという気持ちになります。
今日は、職場でアクティブリスニングをしているとき、話が楽しくてテンションがあがることがありました。テンションがあがると、いつも言いすぎてしまう自覚があったので、今日は話をしながら、言いすぎないように注意していると、自分をコントロールすることできました。そして、最後までアクティブリスニングができました。
後から振り返ると、話の途中、テンションがあがって相手の話を受けたとき、思いついたことをそのままパッと言ってしまい、その流れで言いすぎてしまうパターンがあることに気づきました。軽い発言は信用がなくなってしまう。このパッと言ってしまうタイミングを、今日は掴むことができました。
いつも相手の話をひたすら聞いて、すぐに相づちを打ちます。思いつきで言うのをやめることを意識していると、客観的に自分の心理状態や自分自身をみて、コントロールすることができました。まるで上から自分を俯瞰している感じです。体調が良く、精神状態も安定していたからなのか、そういった部分のコントロールも必要だと再認識しました。
岡さんの実戦アクティブリスニング 〜14日目〜
アクティブリスニングを始めて、2週間が経ちました。最初はどうして聞くことができないのだろうかと悩みました。「聞く」を意識することで改善し、少しずつ肩の力を抜いてもアクティブリスニングができるようになりました。
アクティブリスニングの良い効果とできなかった時を振り返り、毎朝頑張るぞという意識づけを続けること2週間。仕事では目の前のことに集中でき、仕事が捗り、家庭でも家族との会話が増え、遊びも増えて、とても良い効果を実感しています。
最近は、アクティブリスニングが上手くいかない時のパターンが、2つあることが分かりました。昨日はそのうちの1つ、テンションが上がったときに言い過ぎるスイッチみたいなものを発見し、客観的に自分をみることで自分をコントロールし、そのスイッチを押さずに済むことができました。
もう1つは、友人の相談を受けるときです。いつも通り、肩の力をぬいて、ソフトに躊躇なく、質問や深掘りや時折り話をまとめていたら良いのだと思います。大事な場面だと思うほど、アクティブリスニングのやり方を忠実に実行することが大切です。
過去を振りかえると、経営者とのミーティングのときに、分からなかったら躊躇せず質問をして、確認や提案もしていたのに、それができなくなったり遠慮してしなくなったときから、信頼関係が崩れ、距離が遠くなっていったことがありました。できていたときは、相手の話を聞いて、分からなかったら質問をして、時折り内容を確認して、最後に自分の提案をして、きちんと実行する。アクティブリスニングの良い流れができていたのだと思います。
アクティブリスニングをすると信頼関係が築けます。ひたすら聞く、相槌を打つ、分からなかったら質問するなど、赤羽さんに教わったアクティブリスニングの方法を、迷いも躊躇もなく、そのまま実行した方が良いと、改めて認識しました。
岡さんの実戦アクティブリスニング 〜15日目〜
今日は新たなパターンが出てきました。言いすぎてしまう(アクティブリスニングが上手くいかない)パターン。それは、成果を報告するときです。良い成果だったので、ついテンションが高くなるのと、アピールしたいという願望に勝てませんでした。必要ないことまで言いすぎました。
テンションが高いときに言いすぎることと、遠慮しすぎて言えないことの根本的な原因はつながっている気がします。テンションが高いときは、自分をコントロールできていない。遠慮をしたりアクティブさがないときは、自己肯定感の低さも関係しています。今回の成果を報告するときに嬉しくてテンションがあがり、認めて欲しいからアピールしたい気持ちが強く出て、言いすぎました。これは、そのの2つの合わせ技のような形のようです。
自分をコントロールすることと、自己肯定感を低くしないこと。このふたつを常に水準を落とさず、ある程度一定にするにはどうするか?
何年か前も同じような課題がありました。人はなかなか変わらないし、突き詰めていくと同じ課題にぶつかります。結局は、自分自身と向き合わないといけません。
以前は、自分をコントロールするために、体調管理が大事だと思い、睡眠の本を読み睡眠管理をしました。他にも、落ち着いて物事と向き合うためのマインドフルネス、自己肯定感を高めるために自分と向き合う、ネガティブなことを言わない、少しずつでも成功体験をつくっていく、ポジティブな人と積極的に関わる等など。
今も実践していて、定着したものをあげても、これだけあります。以前より底上げされているのか。自分と向き合い、自分をコントロールするためにしていることや、自己肯定感を高めるためにしていることの確認をしていくメモ書きをするのは、効果がありそうです。これからさらなる真価が問われます。苦しい、辛いけど、面白い!
岡さんの実戦アクティブリスニング 〜16日目〜
赤羽さんの投稿をみて、普段からのアクティブリスニングの重要さとともに、先入観や思っていることは文章にも出てくるし、直接関わっている人はもっと感じているのだろうと思いました。上や下ではなく、役割が違うだけ。環境の違いもありますが、人としてどう接するか、好奇心を持って相手や話の内容を理解をしようとする姿勢が大事です。必要であれば、提案をする。
私はよく相談にのってもらっている人がいます。その人は、福祉の仕事をされていて、何人もの成年後見人になられている人です。その人が「私の仕事(成年後見人)は自己決定を支援すること」と言われていたことを思い出しました。よく思い返すと、その人は私が相談したとき、話をひたすら聞いてくれて、分からなかったら質問をされて、最後に提案をしてくれています。まさにアクティブリスニングです。本当に信頼ができて、困ったときや何かの節目には相談させていただいています。転職を悩んでいるときも相談しました。今度、どうやって話を聞いているのか聞いてみます。
アクティブリスニングを続けて、16日が経ちました。
ここにきて、心の持ちようだけでなく、今自分がしているのは、本当にアクティブリスニングなのか?ひたすら聞くだけができているのではないか?深掘りの仕方はどうか?話をまとめるまとめ方は適切か?そういうテクニックはどこまで重要なのか?など、まだまだ、アクティブリスニングの質を高めることができるのではと思うようになりました。
岡さんの実戦アクティブリスニング 〜17日目〜
今日は、朝から子どもに怒ってしまいました。猛省。朝からとてもイライラしていたのです。どうしてイライラしているのかをメモ書きすると、食べ過ぎと睡眠不足による体調不良、梅雨入りで気温と湿度が高く体力が落ちていること、雨で精神的にもどんよりしている等でした。
今日はいつもより落ち着いて行動しないといけないし、重要な判断をする場合は、本当に慎重にしないと判断を間違えてしまう可能性がいつもより高い。自分自身の状態をみて、どうするかを考えるために、メモ書きがとても有効でした。
アクティブリスニングも、体調と精神状態にともない、話をひたすら聞くことができませんでした。苛立ちから、すぐに口からをはさんでしまいます。反省。
明日からは自分をコントロールするために、自分自身の精神状態と体調の確認をするメモ書きを毎朝の日課に取り入れていきます。そして、自分自身を観察し、最高のパフォーマンスを発揮するにはどうするかのメモ書きをして、アクティブリスニングに取り組んでいこうと思います。
岡さんの実戦アクティブリスニング 〜18日目〜
今日は初心に戻って、アクティブリスニングのやり方を見直しました。そして、考えすぎず、肩の力を抜いてアクティブリスニングに取り組みました。そうすると迷いもなく、アクティブリスニングができるようになりました。
また今日は、いつもとても前向きでパワーをもらえる知人と、久しぶりに会って話をすることができました。電話やオンラインでの交流もありましたが、やっぱり直接会うことには勝てません。モチベーションがかなり上がりました。
岡さんの実戦アクティブリスニング 〜19日目〜
昨日から初心に戻って、アクティブリスニングの方法を見直し、考えすぎず、肩の力を抜いてアクティブリスニングに取り組んでいます。おかげで、職場でも良い人間関係が作れています。苦手だと思っていた人も、アクティブリスニングを続けると声かけをしてくれるようになり、対応が優しくなりました。そうすると、とても話しかけやすくなり、職場での居心地もとても良くなりました。今まで何で悩んでいたんだろうと思うぐらいです。紆余曲折ありますが、行動して、改善して、続けていくことは大事だと思いました。
岡さんの実戦アクティブリスニング 〜20日目〜
今日も肩の力を抜いて、自然体でアクティブリスニングをするように心がけました。ここ2、3日は心がけてというより、アクティブリスニングをすることで良い効果が続き、毎日振り返りをしていると、心がけなくても少しずつ自然とアクティブリスニングができるようになっています。
これはできると思っているだけの勘違いでしょうか。それともまだまだアクティブリスニングは奥が深く、真髄みたいなものには到達できていないのでしょうか。成長段階の指標や比べるものがないのでわかりません。明日もアクティブリスニング続けていきます。
岡さんの実戦アクティブリスニング 〜21日目〜
昨日、赤羽さんからアクティブリスニングの3ステップを教えていただきました。
1.アクティブリスニングがいつも自然にできる
2.アクティブリスニングによって問題の本質に迫れる
3.アクティブリスニングによって問題の解決策までわかる
自然にアクティブリスニングができているので、今日から2の「アクティブリスニングによって問題の本質に迫れる」を意識して、アクティブリスニングの都度、メモ書きで評価していきました。
今日は問題の本質に迫れましたが、時間がかかりました。そのため「解決策までわかる」には至りませんでした。問題の本質に迫るために難しかったのは、深堀りをするための適切な質問と、相手の言ってることのまとめかたです。
以前、友人から相談されたとき、遠慮があってアクティブに深堀りや質問をしたり、まとめることができなかったことを思い出して、今回は自然体を心がけました。
今日はお昼休憩中に、職場で1回しか話をしたことがない人の話を聞いていて、仕事へのモチベーションがあがらないという内容から、過去のトラウマが原因になっているというところまで聞くことができました。
信頼関係を築くのがこれからという状況で、アクティブリスニングでその場で信頼関係を築き、心の琴線に触れる質問の言葉選びと、話のまとめ方を見つけるのが大変でした。
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