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【第11回】これからの日本で求められる「リーダーシップ」の条件とは?ー『3年後に結果を出すための 最速成長』より

【第11回】これからの日本で求められる「リーダーシップ」の条件とは?ー『3年後に結果を出すための 最速成長』より

この連載では『3年後に結果を出すための 最速成長』の内容をベースに、いま急速に発展しているテクノロジーや、時代の変化にあわせて身につけておきたい能力について、とくに重要なものをポイント立ててご紹介します。第11回のテーマは「リーダーシップ」です。

「リーダーシップ」…先が見えないときに前に立って進む

上司、部下、同僚の誰かが外国人という状況が珍しくなくなってきます。外資系企業に 勤めなくても、日産自動車、三菱自動車、マツダ、武田薬品、ソニー、日本板硝子、オリンパスなどのように、社長あるいは上司が外国人という環境が普通になります。

また、男女差別が確実に減り、女性の活躍、管理職への昇進も間違いなく当たり前になっていきます。「女性を活用せずに企業の競争力を維持しようとするのがあまりにも馬鹿げている」とまともな社長が次々に気づき、組織・人事制度を変えていくからです。そうしない企業は淘汰されていきます。

また、体も心もまだ元気いっぱいの60歳台で定年退職する、させるという概念も急激に薄れ、活躍できる人は継続勤務が珍しくなくなっていきます。

こういう状況で、どのようなリーダーシップが必要とされるでしょうか。要件をいくつか並べてみたいと思います。

1.自社、自部署がどこを目指すべきかビジョンを示す。
特に多くの仕事がなくなったり、新たに生まれたりするので、時代の流れ、事業環境の変化、競合企業の動き、人の心の変化などに敏感で、説得力のあるビジョンを説明できる必要があります。

2.ビジョン達成のため、どういうアプローチ、ステップで進むべきかを具体的に示す。
大雑把にあれをやれ、ではなく、どういう判断基準でどうアプローチすべきか、どういう3ステップで進めば成功確率が高くなるのかをきめ細かく示すと、説得力が生まれます。

3.外国人が部下、上司、同僚になっても差別なく、彼らに理解できる仕事の仕方、適切なコミュニケーションをして、自社、自部署の成果を最大限出す。
欧米、アジア諸国に比べて日本人の会社、仕事への意識はどう違うのか、どこが共通で、どこが違和感をもたらすのかをよく理解し、外国人をうまく活かして成果を出せ るのが今後必要なリーダーシップです。

特に、仕事、会社への忠誠心、上司・部下の役割の違い、仕事のスピードと残業へのスタンス、転職への姿勢、仕事とプライベートのバランスなどに関して、日本人以外にも納得され支持される価値観が必要です。

簡単に言えば、プライベートを重視する、残業を当然と考えない、短時間集中型の仕事の仕方を良しとする、会社への忠誠心を日本人ほど要求しない、仕事へのプロ意識 はむしろ日本人より強い、上司に対して躊躇なく意見を言う、自分を評価してくれない場合は迷わず転職する、といったものです。

4.大半を占める男性社員が、部下、上司が女性でも差別なく、女性にも理解できる仕事の仕方、適切なコミュニケーションを取って、自社、自部署の成果を最大限出す。
「女性は弱い」とか「女性は家事、出産、育児があるから男性の補助的仕事しか任せられない」というのは偏見であり、男性中心の価値観を引きずった古い考え方です。 男女の性差、体力差には理解をしつつ、女性の高い能力をいかに引き出し、活かすかがこれからのリーダーシップの鍵になります。

5. 20代~60代の部下、上司を年齡で差別せず、うまくコミュニケーションを取って自社、自部署の成果を最大限出す。
人を年齡、学歴、社歴、出身地などで差別せず、今の役割をどのくらいうまく果たせるかで判断し、活かします。そのためには、こちらのスキルが十分に高く、自分に自信を持っていないと、曇らない目で判断できません。リーダーのいっそうの成長が期待される理由がこれです。

6.これらすべてにわたって、部下のやる気を最大限引き出し、最大の成果を出すチーム作りをする。
ポジティブさ、スムーズなコミュニケーション、お互い助け合うチームスピリットの醸成など、組織リーダーシップを発揮できるかどうかで、リーダーの総合戦闘力が決まります。

A4メモのタイトル例

  • リーダーシップをもっと強くするには?
  • リーダーシップが強い上司、同僚は誰か、それはどうしてか?
  • 女性の部下に、差別なくリーダーシップを発揮するには?
  • どういうとき、自分はリーダーシップを発揮しやすいか?
  • どういうとき、自分はリーダーシップを発揮しづらいか?

※A4メモ書きは、『ゼロ秒思考』でご紹介しているシンプルな思考整理トレーニング方法です。

3年後に結果を出すための最速成長』好評発売中!

▼本書の内容を全16回にわたってご紹介します。
第1回「AI(人工知能)の発展によるメリット・デメリットは?
第2回「ロボットの進化によるメリット・デメリットは?
第3回「自動運転の普及によるメリット・デメリットは?
第4回「ドローンの進化によるメリット・デメリットは?
第5回「IoTの発展によるメリット・デメリットは?
第6回「人生設計力を身につけるには?
第7回「成長力を身につけるには?
第8回「思考力を身につけるには?
第9回「スピードを身につけるには?
第10回「グローバル行動力を身につけるには?
第11回「リーダーシップを身につけるには?
第12回「経営改革推進力を身につけるには?
第13回「転職力を身につけるには?
第14回「起業力を身につけるには?
第15回「自己肯定感を高めるには?
第16回「今後に向けた目標・成長へのスタンス