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【第2回】スピードをあげると質も高まる。仕事の“好循環”をつくるには?ー『速さは全てを解決する』より

【第2回】スピードをあげると質も高まる。仕事の“好循環”をつくるには?ー『速さは全てを解決する』より

この連載は『速さは全てを解決する』の内容より、仕事のスピードアップのための心得や、生産性や仕事の質もあげるため、今すぐ使える具体的な仕事術をご紹介していくものです。第2回のテーマは、スピードを上げるための8つの原則より「好循環をつくる」です。

好循環をつくる

仕事を速くやるためには、できるだけいろいろな部分に好循環をつくることが大切です。好循環というのは、仕事を進めるうえで良いほうに勝手に物事が進むような状況のこと、多くの人が次々に協力してくれるようになることです。そうすると、いろいろな出来事が次々に起きてうまくいくようになるのです。

例をいくつか説明します。たとえば、書類作成に必要な資料を前倒しで依頼してお くことで、実際の作業に入るころには関連部署から資料が届いているだけではなく、 こちらの状況が伝わったことによって長年の問題だったお互いの理解不足がなくなり、 うまく連携できるようになります。もちろん、自分が着任してからは、普段から関連部署のキーメンバーとのコミュニケーションを十分にとり、何か貢献できることは貢献しておく、ということが重要な前提となります。

また、たとえば、チームとしての運営方針やコミュニケーションのルールを先に決めて、メンバーがコミュニケーションしやすいようにしておくことで、問題が起きる前に未然防止してくれたり、安心して取り組めるためによりよい結果が出て、やる気をさらに出してくれたりします。チーム発足時に、どうすればうまくいくのか、どういうときに大失敗が起きるのか、十分議論しておくことも好循環を生み出すベースになります。

あるいは、展示会に出展し、多数の引き合いを得てから1社に絞り込み、先方もこちらもコミットしてユニークな商品開発ができることがあります。そのおかげで次回の展示会ではさらに評判が高くなり、また新たな商談が舞いこんでくるものです。

こうした「好循環をつくる」ためには、いくつかコツがあります。

第一に、好循環は、 信頼できるチーム、パートナー等との間で起きます。不安定なところでは当然生まれようがありません。したがって、そういったチーム、パートナーを大切にし、コミュニケーションを重視し、うまく業務が回るようにしておくことがポイントです。いつ好循環が始まっても不思議がない、という状況にしておくことだ。

第二に、好循環が始まりかけたら、その好循環がさらにうまくいくように加速させていきます。どういう好循環が生まれているかは肌で感じるので、それをさらにうまくいくようにしかけていくということです。これは仕事をしている中で一番楽しいことの一つでもあります。次々にアイデアが湧き、それを試せばさらに結果が出て、チームも喜び、顧客も喜び、これまでにない結果が生まれていきます。

第三に、好循環はある程度、意識的に生みだすことができるということです。以前は「好循環は自然に起きるもの」「自分から作り出そうとするものではない」という考えでしたが、ある時から、意識して好循環を生み出そうと試みたところ、大きな効果が見られたので継続してその視点で取り組んでいます。

いろいろ種を蒔いておけば、好循環が自然に始まるときもあり、必然性のあるときは、勝手にうまくいくケースもあります。しかし、やはり先手必勝で、あらかじめ準備をして仕込んでおくことが、最終的に次々に成果を出す状況を生み出してくれるのです。

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▼本書の内容を全15回にわたってご紹介します。
第1回「全体像の描き方
第2回「好循環のつくりかた
第3回「仕事を前倒しするメリット
第4回「効果的な情報収集
第5回「Googleアラートの活用法
第6回「相談相手の選び方
第7回「進んで講演・発表をする
第8回「英語学習法
第9回「書類・資料の作成法