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【第4回】ビジネスで実際に役立つ、効果的な“情報収集”の方法は? ー『速さは全てを解決する』より

【第4回】ビジネスで実際に役立つ、効果的な“情報収集”の方法は? ー『速さは全てを解決する』より

この連載は『速さは全てを解決する』の内容より、仕事のスピードアップのための心得や、生産性や仕事の質もあげるため、今すぐ使える具体的な仕事術をご紹介していくものです。第4回のテーマは、スピードと効率をあげる具体的なノウハウより「毎朝・毎晩30分の情報収集」です。

毎朝・毎晩30分を情報収集に当てる

仕事のスピードアップには、情報収集力の抜本的強化が欠かせません。優れた情報収集力を持っていれば、常に的確な状況判断をして、一番いい手を打ち続けることができるのです。逆に、情報収集を軽視すれば、間違った方向の努力を続けたり、気がついたときには顧客ニーズや業界動向にまったくついていけなくなったりします。

情報収集が大切だと思っても、効果的に実践し、かつそれを仕事に活かしている人は少ないようです。仕事柄、多くの人に接しますが、そのなかで感じていることです。これは大変にもったいないので、私の工夫を詳しくご説明し、少しでも参考にしていただけると嬉しいです。

日中は人に会ったり、会議があったり、必要な資料を作成したりで時間がありません。仕事ができる人ほど忙しいものです。ネットでゆっくり情報収集をする時間はなかなか取れませんし、取れたとしても、情報に集中する心の余裕はなかなかないでしょう。それでも仕事のスピードアップを目指し、情報収集力の抜本的強化に取り組みたい人には、毎朝・ 毎晩、自宅で30分、ネットで記事を読むことをお勧めしています。

なぜ自宅なのか?

自宅ではあまり邪魔が入らないからです。「ちょっといいか?」という上司、「すみません。ここがわかりません。」という部下、連絡してくる他部署の人間がいません。ノイズがほとんど入らず集中して読めるので、会社で読むのに比べると効率が数倍上がります。 小さい子供がいたら、寝た後や起きる前でないと集中できないということもありますが、そういった場合は出勤前のカフェなどが次善の方法として考えられます。

家では仕事をしない、という人もいますが、家のほうが自由度が増しますし、生産性が上がることが多いです。だから、仕事のスピードアップや成長を志す人は、仕事ができる環境を整えるほうが良いと思います。そうしないと、仕事が終わるまでオフィスを出ることができませんし、締切に追われて休日出勤になったりするからです。日本人はあまりにも会社偏重なので、それを是正するためにも、もう少し働き方の自由度を確保するほうがいいでしょう。

日々重要なニュースがあります。例えば、アップルやグーグルが運営するアプリマーケットの規約が突然変わり、これまで順調に推移していたアプリの売上が突然落ちてしまうことがあります。大手企業が自社と真正面から競合する事業への参入を発表することもあります。

また、そういったニュース以外にも、毎日、何百何千の新しい記事が書かれており、仕事上大変参考になるものも多いです。それらを読むことで仕事のしかたや経営方針の見直しができたり、アイデアを得られたりすることが頻繁にあります。毎日続けることで、夜寝る前の歯磨きのように、情報収集が習慣化できるようになるのです。

なぜ30分限定なのか?

時間を決めないと、気になるニュース、参考になる記事が多すぎ、延々と読み続けてしまうことになります。情報収集は、あくまで成長するため、仕事の方向性を確認するため、アウトプットの質と量を上げるためであり、それ自体が目的ではありません。昔は本を買ったり借りたりして大切に読んでいましたが、今は情報が溢れかえっています。参考になりそうな情報も洪水のように押し寄せてきます。

したがって、毎朝・毎晩、30分だけに制限して、その間、必死になって大事なものから吸収していくという方法を勧めています。時間を決めて対応することで、情報洪水の中で溺れない方法、特に優先順位のつけ方が身につきます。そうなれば仕事のスピードはどんどん上がっていくのです。

私の場合、毎朝の30分は、Googleアラート、メルマガ、タイムライン等からの記事を全部読みます。毎晩の30分は、その日あれっと思ったり、ちょっと気になっていたり、ミーティングでわからなかった言葉をこまめにネットで検索し、次々に読みます。これが頭と気持ちの整理に大変役に立つのです。 疑問点を持ち越さず、どんどん成長していく感じがしてきます。

重要な記事は印刷する

毎朝・毎晩30分、情報収集する中で、特に重要な記事はブックマークやエバーノートだけではなく、印刷することをお勧めしています。印刷し、書き込みをし、テーマに分けて保存すると、全てPC内でやるよりもよほど頭に入りやすいからです。書類を作成する際も、集めた資料を広げて見ながら行なうと、ブックマークやエバーノート、ファイルなどをPC上で探すのに比べて格段にやりやすいです。

ちなみに私自身は、AI、ウェアラブル、IoT、ブロックチェーン等のフォルダをつくって重要記事を保管しています。ブログを書いたり、講演資料を作成したりする際は、該当フォルダの中身を全部見て、特に重要な点を資料の右上に書いたり、本文中に赤丸をつけたりして頭を整理し、それから一気に書いていきます。

大事な情報収集は、印刷の点から見ても、極力、毎朝・毎晩の自宅での30分で行なうのがお勧めです。外出中にスマートフォンで有用記事を見ても、すぐ印刷することはできません。

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▼本書の内容を全15回にわたってご紹介します。
第1回「全体像の描き方
第2回「好循環のつくりかた
第3回「仕事を前倒しするメリット
第4回「効果的な情報収集
第5回「Googleアラートの活用法
第6回「相談相手の選び方
第7回「進んで講演・発表をする
第8回「英語学習法
第9回「書類・資料の作成法